和歌山・岩出市根来の美容室「カフレ」の杉本のりとです。
髪が傷んできたら、まずトリートメントを良いものに変える。
そう考える方は多いと思います。
もちろんトリートメントは大切です。でも美容師を20年してきた僕が、それよりも先に考えてほしいと思っていることがあります。
傷んだ髪に何を足すかではなく、そもそも傷ませないこと。
髪を綺麗にしていくなら、僕はここがスタートだと思っています。
僕が先に見るのは、トリートメントよりシャンプー
ホームケアの相談をされたとき、僕がかなり重要視しているのが毎日使うシャンプーです。
何を選ぶかは、まずその方の髪のダメージを見て考えます。
今の髪に対して洗浄力が強すぎるものを毎日使えば、乾燥やきしみにつながることがあります。
合わないシャンプーのせいで髪を傷ませていると言っても過言ではありません。
実際、僕のお客様の中には、髪に合ったシャンプーへ変えただけで、流した瞬間から手触りが変わり、トリートメントをほとんど使わなくなった方もいます。
だから「どのトリートメントがいいですか?」と聞かれたときも、その前に今使っているシャンプーを確認します。
大事なのは値段ではなく、今の髪に合っているか。
カフレでは、成分表示の見方も含めて「なぜ今の髪にはこれが合うのか」までお伝えするようにしています。

サロンでも、傷ませてから直すという考え方はしません
ホームケアだけではありません。
僕が美容室の施術で怖いと感じるのは、必要以上に強い薬剤を使うことです。
特に縮毛矯正やブリーチは、一度無理をすると髪の状態が大きく変わる可能性があります。
だからカフレでは、施術前に必要なものを補い、施術中にもケアを組み込み、最後にはJET CUBEなども使いながら、髪に残したくないものをできるだけ取り除いていきます。
僕にとって髪質改善は、トリートメントをたくさん入れることだけではありません。
できるだけ傷ませずに施術を終える。
そこまで含めて髪質改善だと考えています。

家で意識してほしい、4つのこと
ここからは、僕がお客様に実際に伝えたいホームケアです。
まず一つ目は、シャワーを38℃程度、もしくは出来るだけぬるま湯にすること。
寒い時期は熱いお湯を使いたくなりますが、熱すぎるお湯は必要以上に皮脂を落とし、髪や頭皮の乾燥につながることがあります。
毎日のことなので、特に乾燥が気になる方は、お湯の温度を少し下げるところから始めてみてください。
二つ目は、アイロンの温度。
髪質やダメージによって適温は変わりますが、ダメージが気になる髪なら、僕はまず140〜160℃程度を一つの目安に考えます。
そして高温を避けるだけではなく、同じ場所を何度も挟まないことも大切です。
毎日の熱を少しずつ減らす。それも立派な予防です。
三つ目は、シルクの枕カバー。
寝ている間、髪は何時間も枕と触れています。表面が滑らかなシルクに変えることで、寝返りによる髪との摩擦を抑えやすくなります。
トリートメントを一つ増やすのではなく、髪が傷む原因そのものを一つ減らす。
こういう考え方も僕は大切だと思っています。
そして四つ目は、体内に必要な栄養素を蓄えること。
髪も身体の一部です。
例えば【 亜鉛 】は、身体のさまざまな働きや毛髪をつくる過程にも必要な栄養素の一つです。
ただし、亜鉛を摂れば髪が増える、女性ホルモンが増えるという単純な話ではありません。
サプリメントだけに頼るのではなく、普段の食事からタンパク質や亜鉛など、髪をつくるために必要な栄養を不足させないことも大切です。
ここに関しては直接聞いてもらえると深くお話できます、笑
僕が綺麗だと思うのは、バージン毛に近い髪
僕が目指している髪は、できるだけバージン毛に近い状態です。
ハリがあって、ツヤがあって、しなやか。だから、傷んでから何をつけるかだけではなく、
シャンプーを見直す。
お湯を熱くしすぎない。
アイロンの熱を必要以上に上げない。
寝ている間の摩擦を減らす。
必要な栄養を不足させない。
美容室でも強すぎる薬剤を使わない。
高価なトリートメントをもう一つ増やす前に、「今の生活の中で、減らせるダメージはないかな?」と考えてみてください。
傷んでから100点のケアをするより、毎日のダメージを少しずつ減らしていく。
その積み重ねが、半年後、一年後の髪につながると僕は考えています。

カフレでは施術をする数時間だけではなく、美容室に来ない日の髪まで一緒に考えます。



コメント